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Cシェル(csh)を使いこなそう!

Cシェル(csh)について

 Cシェルは、Bourneシェルと共通の祖先を持ち、C言語の文法をモデルに作られたシェルのひとつです。 Cシェルの実行モードは以下の2種類があります。

 第1のモードは、ターミナルと対話を行い、キーボードから入力されたコマンドを実行する 『対話型(interactive)』モードです。

 そして、もう1つのモードは、『コマンドスクリプト』と呼ばれるファイルから コマンドを読み込んで実行するモードです。コマンドスクリプト内の各行は、あたかもターミナルから 入力した別々のコマンドのように1つずつ実行されます。

ヒストリー機能の設定

 Cシェルのヒストリー機能を起動するには、設定ファイルである『.cshrc』内に 以下の一文を設定しておく必要があります。

set history = 記憶する個数

Cシェルのヒストリー機能

 現在のヒストリーのリストをコマンド番号付きで表示するには、 以下のコマンドを実行します。

history

 入力されたコマンドは番号が付けられて、ヒストリーリストに保存されています。
これを利用して、以前に実行したコマンド行を番号で実行する事ができます。

!コマンド番号

例えばコマンド番号が3のコマンドを実行したい場合には!3のようにします。 また、直前に実行したコマンドを再度実行したい場合には!!コマンドで実行ができます。

!!

コマンドの省略形による参照

 ヒストリー機能では、以前に実行したコマンド行の短縮形を 与えて参照をする事ができます。
 例えば、!ls はlsで始まるコマンド行ののうちで 最後に実行されたものを参照します。 この場合では、目的とするコマンド行の番号を知る必要はなく、 コマンドがlやlsで始まる事を覚えておけば良い事になります。

ヒストリーリストの保管

 コマンド『history -h』の出力結果をファイルにリダイレクトする事により、 コマンド番号のないヒストリーリストをファイルに保存する事ができます。

history -h > ファイル名

ヒストリーリストの復元

 sourceコマンドにより、保管したヒストリーリストをセッション開始時に復元する事ができます。

source -h ファイル名

 上記コマンドを実行する事で、『ファイル名』で指定したファイルから コマンドをあたかも実行されたかのように読み込みます。 ファイル内のコマンドは実行されず、ヒストリーリストの作成だけが行われます。

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